嫌いな人が離れていく、とスピリチュアル界隈では言われることがあります。
「嫌な人がいても勝手に去っていくから煩う必要はない‥」というのは、簡単に説明するとお互いの波動が異なると生きる並行世界が異なっていくため、交わる接点が無くなるよ、というような話です。
お互い存在していても、波動が異なると接点がなくなり顔を合わすこともなくなります。
今日、実体験として「嫌いな人が離れていく」ということがあったので紹介します。
ちなみにそれが起こったのは、自分がその人に対して怒りを持っていることを認め、怒りの感情を手放し、そして「その人がいようがいまいがどっちでも構わない」とすっかりその人のことを忘れてしまっていた頃に‥起こりました。
その人はにこやかに目の前からいなくなりました。
ずっと怒り(嫌いな気持ち)を持ち続けていたら、嫌いな人が離れていくという現象はきっと起きなかったでしょう。
嫌な人が勝手に去っていくまでの話(前編)
私とその方とは、子供を通して知り合いました。
私は高圧的な彼女が苦手でした。
彼女の前ではいつも緊張し、気を遣い、無理やり彼女に合わせ、嫌なことも「ノー」とは言えませんでした。
私はふだん、割とそういったことができるタイプなのですが、なぜか彼女に対してはそれができませんでした。
単に苦手なタイプといえばそうだけど、彼女が、私の子供の通っている幼稚園の担任であることと、彼女の年が私よりも一回りは上であることが関係していたと思います。
また、私の子供は非常に敏感(HSC&スピリチュアルの霊視でも『開いているね』と言われたことがある)ということもあり、私自身が幼稚園に対して「園や先生に迷惑をかけているに違いない‥」という罪悪感や負い目の意識があったせいもあるでしょう。
そんな日が7ヶ月くらい続いた後、とある事件をきっかけに彼女との関係性が急変しました。
その出来事は詳しく話せませんが、今まで彼女に対してずっと感じていた違和感や不信感が確信に変わり、それは次第に、彼女に対する猛烈な怒りと拒絶に変わりました。
その怒りや不信感の度合いはというと、地域の教育委員会や園の口コミにしこたま彼女が行った行為をチクり、周囲に彼女の実態を知らせてやりたい‥と思うほどの怒りでした。
怒りのあまり眠れないほどでした。
でもそれは、本当に本当にしなくてよかった、と心から思います。
そんなことしたら確実に自分に返ってきていたとも思いますし。
嫌な人が勝手に去っていくまでの話(後編)
それから私は、何週間か自分の怒りの感情に支配されていました。
それはとても苦しくて、これは良くない状態であるということももちろん自覚していました。
そこで、まず彼女に対する怒りを自分なりに認識し、自分が怒っていることを受け入れました。
そしてどうしてこんなことが起こったかや、どうすればよかったか、どうして自分はこんなにも怒りに支配されたのか‥など、考えました。
どうすれば今、自分の気持ちは穏やかになるのか?と違う方向も見据えました。
そんな内観を黙々と続けるうちに、気がついたら怒りを手放していました。
彼女は変わらず私の子供の通う園に勤務していましたが、その間、私は彼女とほとんどコンタクトを取らなくて済みました(周囲の先生方の配慮もあり)。
その代わり、私も彼女に対してあからさまに怒りをぶつけたり、拒絶や、そういった態度をとりませんでした。
偶然会っても挨拶程度で、驚くことに、むしろ彼女の方がわたしを意識的に避けているようでした。
そして季節が変わって子供達が進級する頃、彼女は園の担任から外れていました。
園にはたくさん先生がいるのでそういう周期(順番)なのかわかりませんが、子供に聞いても、彼女とは「ほとんど関わりがない」と言っていました。
そのうち私も彼女に対して全く怒りを持たなくなり、過去の出来事に対しても何も思わなくなったことで、「〇〇先生は園でどうしてる〜?」と子供と彼女のことを普通に話すようになりました。
嫌いな人が去っていくスピリチュアルの法則
嫌いな人が辞めていく
そして、そこから4ヶ月も経たないうちに、彼女から「今日で私辞めるんです。」と聞かされて本当にびっくりしました。
例の出来事以来、ほとんど会う機会もありませんでしたが(会ってもお互いに笑顔で挨拶する程度)。
例の出来事がきっかけだったのか、他にも保護者間でトラブルがあったのか、はたまた彼女自身の事情なのか(栄転かもしれないし)、私には知る由もありません。
のちに、円満退職だとわかりました。
嫌いな人が去っていくスピリチュアルのからくり
スピリチュアルでは、嫌いな人が勝手に去っていく(離れていく)と言われますが、正確には「嫌いだった人は気づいたら去っている(離れている)」なのかもしれません。
嫌い、苦手という意識をずっと持ち続けていたら、きっとその現実がずっと目の前に現れるのでしょう。
「嫌い」という意識を手放し、その人がいてもいなくてもどちらでも構わないという状態までになり、嫌いな人を忘れた頃に、自然とその人自身の事情で離れていくものなのかもしれませんね。
波動や住む世界がきっと違うでしょうから。
嫌いな人がいる方は、まず自分の怒りを手放していくほうが最短です。
手放すためにはまず内観が必要!
そして何よりも、「嫌い」「苦手」という意識を持ち続けるほうが永遠と自分を苦しめてしまうので、早いとこその感情を手放して楽チンになっちゃいましょう。
そうすれば、知らんうちに嫌いな人は勝手に去っていきますよ。
こちらは嫌いなひとのために、時間も気力も体力も労力も使う必要はありません。