この間、久しぶりにゾッとする夢を見ました。
というより数日間悪夢が続いていたんだけど、この夢は特に何回思い出してもゾッとするものでした。
子供の頃、私が怖い体験をしたり悪夢を見ると、母からよく「人に話した方がいいわよ〜」と言われたものです。
なので話します(笑)
悪夢:鏡の中から睨みつける別人の顔
(夢の中で)
私はどこかお店か図書館のような場所で、店員さんにクレームをつけていた。
どうやら明らかに定員さん側に不備があったらしく、私は誠実な対応をしてもらいたくて、指摘をしていた。
しかし、その期待は裏切られる。
店員らしからぬ横柄な態度をとられたのだ。
ついカッと頭に血が上った私は、
「▲☆$#*★×♢〜〜〜!!!」と怒りの感情にまかせて啖呵をきってしまった。
だけども店員は「どこ吹く風」といった知らん顔。
なんにも慌てる様子も怯む様子もなく、「私は悪くない」という態度(それがさらに私を苛立たせた)。
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ふと横を見ると、公衆トイレによくある四角の質素な鏡に自分の顔が写り込んでいた。
自分の顔と対峙する。
自分の顔、半分が違う顔になっている・・・?
自分の顔に別人の顔があるように見える
「鏡に映った自分の顔」ではなく、鏡の中からこちらをジロリと見据える恐ろしい別人の顔が、自分の顔の半分側からこちらを覗いている。
うわぁっっ!!
思わず、あまりの恐怖に何度も何度も鏡を見返すが‥
こちらをジットリと睨む恐ろしい顔面が、鏡越しにこちらを見ている。
どうですか‥
怖くないですか?
思い出しながら、嫌な気持ちになってしまいました‥。
自分の顔面左部分が別人の顔になっていたんですよね。
どんな恐ろしい顔だったかというと、自分とは全くの別人で、妬みや恨み、怒りに駆られた醜い年老いた顔。
何より怖かったのは、それが造形的には別人なんだけど、自分の顔に間違いなかったということ(そういう認識ができた)。
もう1つは、鏡の中から明らかにこちらを睨みつけていたこと。
鏡は普通、こちらの反転?ですよね。
そうじゃなくて、鏡の中からこちらを見ていたんですよ・・(ゾッ)。
自分の醜い心を映し出す鏡
先ほどもお伝えしたとおり、1番恐ろしかったのはあの醜く恐ろしい顔が自分の顔でもあるという事実でした。
というのも、こういったただならぬ悪夢を見た時は普段なら夢から覚めた時に「なにか憑いていたのかな?」と疑うのですが、どう考えてもそうじゃなかった。
夢の中で何に慄いて(おののいて)いたかというと、
自分の汚い心が顔面に現れ、自分の心の醜さがこちらを凝視していたことに恐怖を感じていたのでした。
悪夢で醜い別人の顔が生まれた原因
というのも、私は20代前半の若い頃からクレームや批判精神の強い性格でした。
それは意識して気をつけないと、今でもやってしまう癖のようなもの。
もともと分析が好きで口コミやレビューなど、批評するのも大好き。
ただ、時にそれがネガティブな方向に偏ってしまうと、行き過ぎた他者批判にも。
旅行代理店でクレーム対応の日々に心神喪失
実はそれには少し訳があって、ぼんやりとした大学時代と1年未満の遊びのような仕事をさせてもらったあと、私が就職したのが激務の旅行代理店でした。
まぁまぁいろんな人達がいた訳で、電話や対面でも日々クレーム対応をしておりました。
中には、はじめからストレス発散の吐口にするつもりで難癖つける人も。
横暴な客に、ショッピングモールの店頭で大声で怒鳴られて居座られたことも。
上司に無理やり頭を下げられたことも。
その時「どうして私は悪くないのに謝らないといけないの?誰も助けてくれないの?周りは見て見ぬふりなの?」と思ったもんです。
まだ20代前半の擦れていない乙女だった新入社員の女の子。
まぁ、ターゲットにしやすいですよね。
そこで毎日毎日心身すり減っていきました。
休日は自分がクレームをつける側へ
それから私はどうしたか。
休日のたびに、今度は自分がクレームをつける客になっていたんです。
彼氏とデートしている最中でも構わず、アクセサリーショップの店頭で、とかね‥。
「こっちは客なんだから当然でしょ。私だって、客からいつもそんな目に遭わされているんだから。」とか。
書いてて辛い(笑)
宇宙の法則「自分のしたことは自分へ返ってくる」
そんなこんなで、読者の方はお分かりでしょうが、宇宙の法則は自分のしたことは自分に返ってくる。
返ってきましたよ‥。
今でも、もともとの性格もあってか、意識して気をつけないと自分の悪い面が出てしまう。
気をつけてます。
でも油断すると、夢の中の自分のように爆発してしまうことも。
情けないけど、まだまだ発展途上の身なんです。
お許しを。
この夢を見て、もうそんな自分は葬ろう、と強く心に決めました。
でも不思議と、フラットで穏やかな自分で過ごしていると嫌な人や嫌な出来事に遭遇しないんです。
似たもの同士は引き合う、波動の近いものが引き寄せられる、とか言いますよね。
若かりし頃の苦い経験は、きっと自分自身にも改善の余地があったのでしょう。
でも今は、そんな苦悩時代を過ごしてきた20代の自分を責める気はありません。
よく頑張って生きてきたね、と自分をいたわり、今大人になった私の糧にしていきます。