アウェイクニングして間もなく、わたしはとあるヒーラーさんの遠隔レイキヒーリングを受ける機会を得ました。
アウェイクニング後、まるで〝今まで30年間生きてきた自分は現在の自分とは全くの別人である〟というような、あまりにも確信に満ちた感覚を味わっていました。
それは、意外にも決して居心地のいいものではありませんでした。
そんな中で受けたレイキヒーリングセッションは予想外の内容で、そこから自分を愛するワークを始めていく体験談についてシェアします。
アウェイクニング後「自分のことを何一つ知らない」感覚に陥る
そのレイキヒーラーさんのヒーリングは、レイキヒーリングを送った後に見えたビジョンや、過去世、守護霊からのメッセージを伝えてくれるというものでした。
ヒーラーさんの口コミには「感激した」などの感動に満ちた感想が多く、わたしは遠隔ヒーリングを受ける日を何ヶ月も前から待ちわびていました(予約が多いため待機でした)。
なぜならアウェイクニング後、わたしは今まで過ごした30年間がまるで虚無のように感じられて、生まれたて赤ん坊のように「自分のことが何一つわからない」と途方に暮れていたからです。
少しでも自分を知る道しるべが欲しい・・と切に願い、すがる思いで申し込んだ人生始めてのレイキヒーリングでした。
レイキヒーリングセッションで“何も見えない”
当日、期待を胸に受けた人生初のレイキヒーリングは「気持ちいい」とは感じられず、ヒーリングとは似ても似つかぬものでした。
どちらかというと、うなされる体験でした。
その後、別のヒーラーさんからレイキヒーリングを受ける流れとなるのですが、ここで初めて「レイキヒーリングはこんな感じなのか!」と心身が癒される体験をしました。
今思えば、自分自身のヒーリングを受け入れる体勢が整ってなかった・・としか思えません。
そして初めてのレイキヒーリング後、ヒーラーさんから電話がかかってきてお待ちかねのセッションタイム。
ヒーラーさんが発せられたのは衝撃の一言でした。
「何も見えませんでした。」
わたし「えぇっ・・・・・!!!??」
どうやら、本当に何も見えず、何のメッセージもなかったようです(笑)わたしは、ショックのあまりに立ちくらみがしそうになりながら、何とか話の続きを聞きました。
レイキヒーラーの霊視を拒んだわたしの霊体
ヒーラーさんの話では、わたし自身(ヒーラーさんの見えたビジョンでは、髪を結い着物を着た昔の人物)が「今の自分を人に見られたくない。」と言ってかたくなに見られることを拒否していたようです。
そしてヒーラーさんがご自身の部屋にわたしの霊体を招き入れたら、「わたしもこんな風になりたい。」と言っていたそうです。
ヒーラーさんは絵描きでもあり、招き入れてくれた部屋は絵がたくさん飾られたアトリエでした。
ちなみに、ここまでの話はわたしは何一つ記憶に(当たり前ですが)ありません。あくまでわたしの霊体とヒーラさんのやりとりだそうです。
そして最後に「唯一感じられたのは、何だか化石?流木のようなカラカラに乾いてしぼんで、干からびたようなものでした。」と告げられました。
つまり、アウェイクニング直後のわたし(=それまで生きてきたわたし)は干からびた化石のような状態だったのです。
カラッカラですね‥。
そこで、自分のアウェイクニング体験のタイミングは生(心の死)の存続に関わる危機的な状況で起きたものだったんだな〜と再確認しました。
「自分を愛するワーク」の開始
完全に心身ともに打ち砕かれたわたしは、なかなか強い関西弁のヒーラーさんの口調に勝手に傷つきながら、「わたし何一ついいことないじゃん・・・」と思っていました。
アドバイスが欲しかったんですね、その時。
ヒーラさんは「もっと自分を愛して。」と言い、自分を愛する簡単なワークを教えてくれました。
それは、鏡の前に立ち、自分の瞳(瞳孔)に映った自分を見ながら「愛しているよ」と言うワークでした。
「愛しているよ。大丈夫だよ。心配性なわたしはちょっと休んでていいよ。大丈夫だから。」
と、心がスッキリするまで話しかけます。
初めのうちは内心「そんな馬鹿な。」と思いながらしてましたが、ポジティブな言葉が自分の口から発せられ、その自分の声を耳で聞くことで、随分と癒されてきました。
潜在意識に届くんでしょうね。
瞳は過去世と同じ、とも聞いたことがあります。そう考えると、鏡に映った自分の瞳はまるで誰か知らない人にも見えます。
それからのわたしは「カラッカラに乾いてヒビが入った自分」に水を与えていく作業に奮闘していくこととなります。
自分を愛するワークはとても簡単なので、おすすめですよ。