スピリチュアル体験

お遍路不思議体験「呼ばれた」人しか行けない?四国八十八ヶ所に呼ばれてきた人達

1年前の今頃、わたしは四国のお遍路さんへ行っていました。

四国のお遍路さんは、常連さんの間では「呼ばれた人しか来れない」と言われているそうです。

そんなわたしも、呼ばれた経験をしてお遍路さんに行くことにしました。四国お遍路で出会った方のお遍路不思議体験もシェアしたいと思います。

お遍路不思議体験1「四国八十八ヶ所へ呼ばれた」

ある夜瞑想をしていた時のことです。

突然、亡くなった祖母と叔母の並んだ大きい顔が浮かび(頭の中でのビジョンで)「四国八十八ヶ所」と聞こえました。

そしてなぜだか、今の環境や周囲の人達、自分が生まれてきたことや、過去の出来事についてこれ以上ないほどの感謝の念が込み上がってきて号泣していました。

はたから見たら間違いなく頭がおかしい人です。

亡くなった祖母と叔母は生前にお遍路さんへ行っていました。祖母は2回ほど完歩しました。

わたしも「いつか行ってみたいな〜」と思っていましたが、その頃はいつもワーカーホリック気味で連休を取るのは不可能でした。そしてお遍路さん自体忘れていきました。

号泣後、わたしの心はお遍路さんに行くことに決めていました。

ただ、小さい子供がいるので長期間家を空けられないこともあり、今回は1県だけ巡礼地をバスで巡るツアーに参加しました。

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四国八十八ヶ所お遍路には呼ばれた人しか来れない?

お遍路さんに来ていた人達から聞いたのは、「呼ばれた人しか来れない」説でした。

その話はもう何度もお遍路をしている常連さんの方々から聞きました。どうやら、お遍路には何かしら「呼ばれた」人しか来れないそうなのです。なるほど‥(真偽は別として納得するお話でした)。

皆さん口には出さない人も含め、様々な事情があってお遍路さんに来られていました。

まぁ、わたしもそのうちの1人でしたが・・。最年少だったこともあり(一番年の近い人は60代)、めちゃくちゃ突っ込まれました。

アウェイクニング後、小さい子供を抱えて夫との離婚を決めたばかりの時で今後のことを考えると心中は不安と期待でいっぱいでした。

バスツアーと言っても、公道はバスで移動し、霊場までは長い階段や山道を歩いていきます。

参加者の中には80歳以上の方も多く、また何度も巡礼している人がほとんどでした。

中には自分のことを霊能者と言って取り巻きに囲まれている女性もいましたが(そしてどうしてか、わたしはこういった方に目をつけられていじられるのが常ですが、反応が薄いためか離れていかれます笑)、皆さんそれぞれの想いがあって本気で参加されていました。

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お遍路不思議体験2「瞑想中に聞こえたのは弘法大師の声?」

四国お遍路の旅で出会った方の「お遍路に呼ばれたスピリチュアル体験」がとても面白かったので紹介します。

その方は、寝室(4人部屋)が一緒になった方で、農家を営んでいる70代の気さくなおばちゃんでした。

みんなで「あなたはどうして四国お遍路さんへ来たのか?」というお題で話していた時のことです。

おばちゃん曰く、ある日瞑想をしていたらどこからともなく声が聞こえてきて、その声は「食って働いて寝るだけじゃお前はブタと一緒じゃ。」と言ったそうです。

食って、働いて、寝る、は農家のおばちゃんの毎日そのものでした。健康的ですよね。

それで何がいけないの?という感じですが・・(むしろ人間として理想的な感じもします)。

おばちゃんが言うには、その言葉は子供の頃に母親からよく言われていた言葉だったそうです。

ただ、声の主は母親でも自分の声でもなかったそうです。

その際、自分の「弘子」という名前の由来が弘法大師から一文字とられている事を思い出し、お遍路さんへ行かなければ!と直感したそうです。

これがおばちゃんの四国八十八ヶ所お遍路へ「呼ばれた」体験です。

お遍路不思議体験「呼ばれた」人しか行けない?四国八十八ヶ所に呼ばれてきた人達【まとめ】

わたしは、そのおばちゃんのスピリチュアル体験を聞いている最中に誰1人笑わず、不審がらず、みんな黙って頷き一生懸命に聞く姿に感動していました。

「そういうものだよね。」とみんな知っていたんだと思います。

わたしも、わかる・・わかるよ・・!!と内心ガッツポーズをしていました。

そして、アセンション(アウェイクニング)の波は年齢や生きる場所関係なく、その人のベストなタイミングでやってくるんだな・・と。

お遍路さんに次いつ来れるだろう・・と思っていたわたしに、「無理せずに何十年かけてゴールしていいのよ。皆そうしてるわよ。お子さんが大きくなったら一緒に参加してみれば?」と声をかけてくれた女性がいました。

フッと肩の力が抜けるような、今まで握りしめていた拳がふわっとほどけるような・・優しい言葉でした。

スピリチュアルの探求を求めた旅路でしたが、それよりも冷え切った夫婦関係の中で長い間忘れていた人の温もりに触れたかけがえのない旅となりました。

そしてそこで学んだことは、大切なものは外側ではなく内側に常に存在している。だから日常を大切にグラウンディングして生きていくことが今の自分には必要だと気づいたのです。

当たり前のことのように聞こえますが、当時の自分にはいったん日常から離れてみなければ気づけないことでした。祖母はきっとそれを教えてくれたのだと思います。

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